flavors.me/amberjack

June 11, 2011

自分流 Tagging ルールメモ はてなブックマーク - Golbym!: 自分流 Tagging ルールメモ

明文化することで自身の情報整理の精度を上げる事が目的。最近 Google Bookmarks からはてブへ乗り換え、徐々にブックマークを移行している為、良い機会なので何らかのルールを作ろうと思い書いてみた。

注意:随時更新します

情報追加時にきちんとタグを付ける

大前提として、情報を追加する際にはなるべくその場でタグを付ける。

追加時にタグを付ける手間 < 後からタグを付ける・変更する手間 < タグのない情報を探す手間
検索する対象が1件ないし数件の場合はタイトルなどを用いて直接検索出来るが、情報の集合を検索する場合にはタグによる絞り込みが出来ないと難しい。出先などで時間の無い時には、後述するアノテーションだけ付けておく。

単純で一般的な単語を幾つか連ねて付ける

「◯◯の××」と付けるよりも、「◯◯」と「××」を別々に付ける。 検索する時はまず「◯◯」を選択し、そこから連想される「××」或いは別の何かを選択し絞り込む。 ここでいう単純で一般的とは、あくまで自分にとってであり、客観的に見てどうかは関係ない(情報の再利用者が主に自分のみであることを想定)。 ただし、頻繁に出現する組み合わせや、単体で用いる事の少ないキーワードを一纏めにしてショートカット的に登録するのは有り。「個人情報」「漏洩」よりも、「個人情報漏洩」など。

キーワードにはアルファベット小文字を使う

大抵のシステムではタグの追加・検索時にインクリメンタルサーチが使える為、キーワードにアルファベットを用いる事で素早く入力出来る。小文字にするのはタグクラウドの見た目をゴチャゴチャさせない為と、馬鹿なシステムが小文字と大文字のタグを混在させるかもしれない為。iPhone を iphone と表記するなど、宗教上の理由(笑)でどうしても許容出来ないものは除く。 また、GUI などの略称を全大文字で表記するのも可。

キーワードを階層にするのは有り

所属するカテゴリを明確にするため、キーワードを階層にするのは有り。 例えば、「music.j-pop」「music.rock.uk」など。

多くのタグをつける

タグを多く付ける事を嫌がる人もいるようだが、自分は「情報が論理的に整理されていること」よりも「検索で容易に絞り込み出来ること」を主眼に置いているため、なるべく多くのタグを付けるようにしている。 情報へのアクセスパスは複数ある方が良い。 Carl Cox の曲へ辿り着くために「music.techno.house」「music.techno + dj」のどれを用いようが、辿り着ければそれで良いのである。

タグの並びが文章になるよう配置する

本来はタグに順番など関係無いし、システム上並び順を保持出来ない場合もあるが、なるべく「タグの単語間に接続詞を補完すれば対象のタイトル/サマリーになる」ように意識している。文法は日本語だったり英語だったりまちまちだけど。 これは検索のためではなく、自分や他人が見た時にある情報がどのようにタグ付けされているかを把握し易くし、その他の情報へ効率良くアクセス出来るようにするため。 更に、先頭に大分類、末尾に関連・連想キーワードを付加するなどのルールを加えても良い。 例えば、「福島原子力発電所の放射性物質漏洩による周辺住民の健康への影響について報じたTVニュース」の場合は、「news, fukushima, nuke, health, tv, society, earthquake」のように付ける。

キーワードは複数形でなく単数形で、短く

キーワードは可能な限り短い方が良く、また複数形/単数形が入り混じりタグが無駄に分散するのを防ぐため。逆に、階層型分類の場合はフォルダ名を複数形にしたりする。 また、application -> app など短縮表記が一般化されているものは短縮して表記する。

キーワードに用いる単語を統一する、表記ゆれを無くす

music song track sound のような類似したキーワードはなるべく纏める。 ポイントとしては、タグキーワードにはあくまで「自分が検索時に連想し易いワード」を用いる事であり、客観的に見て対象の内容と若干のミスマッチがあったとしても問題は無い。 「対象の内容に対してベストな表現」を考えている時間が無駄なので、脳内で連想したワードをパッパッと付けたほうが良い。

何らかの意味を持たせたアノテーションを他のタグと区別して表記する

キーワード先頭に@や!などの記号を付ける。記号を付けるとタグの一覧で上位に来るので便利。 #はそもそもハッシュタグの接頭辞として使われていたりするので避ける。持たせる意味合いの種類に応じて記号を使い分けても良い。 とりあえず追加して後で整理: @inbox、後で読む: @toread、買う必要がある物: @tobuy、他の人へ共有する: @shared、頻繁に参照する: @fav など。

misc / other などのタグを付けない

タグとしての情報量がゼロなので、misc / other / その他 などのキーワードを単体で用いない。 「music.ethnic.misc」などは有り。再利用するつもりが殆ど無い、ただ単に「念のため保持/記録しておこう」くらいの情報については、アノテーション @stack を付ける。

定期的に過去の Tagging を見直す

単純ミスをチェックする意味もあるが、過去と現在でルールに若干の差異が生じたり、自分自身の認識や価値観、優先順位の変化により Tagging の仕方も変わってくると思うので。

あまり厳密にルールを守ろうと頑張らない

ここまで書いておいてこんなことを言うのもなんですが、まぁその場のフィーリングで適当に付ければ良いと思います。自分で決めたルールに従う事を負担に感じるような状況は良くない。

以上、あまり小難しくしたり多くのルールを定義しても結局面倒臭かったり忘れてしまったりしては元も子も無いのでこんなところで。GTD で行っているルールを流用するのも手。 これを読んでいる皆さんはどんなルールで付けていますか? タグ型/階層型情報管理を効率良く行うルールがあれば教えて下さい。